ツアー詳細・Vol.5 浅草ビューホテル←からの続きです♪
2021年12月 弾丸ツアー2日目は上野まで来ました。
浅草ビューホテルからは徒歩でも来れる距離です。
とは言え、私は家族3人で一番後から付いて行く感じ(汗;
どうしても呼吸が苦しくなるので休みやすみ歩きました。
浅草ビューホテルからの科学博物館への徒歩コース
0-1-ホテルから博物館マップ
赤点線がホテルから博物館、青点線は上野駅までです

JR線路越しに見えてきた国立科学博物館
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あの建物が博物館だよ~」と言っても息子は眼下に行きかうJR電車の方が興味があるみたいで、陸橋の上からしばし電車を数本みてから博物館へ向かいました(笑)
左手の大きな建物が地球館、右手の茶色い建物が日本館です。

日本館と地球館
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国立科学博物館はテーマ別に日本館と地球館の2館に分かれています。
両館の資料点数は常設のみでも1万4000点あるそうです。
まずは地図で見ると飛行機の形をしている日本館から。
入館口も日本館側にありました。


日本館の外観
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壁面はレンガですが鉄筋コンクリート造です。
1930年に竣工。当時は「新館」と呼ばれていて、これよりも古い博物館が
あったそうですが、徐々に所蔵品はこちらに運ばれて行ったそうです。


屋外展示

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(左)シロナガスクジラの原寸モデル(右)蒸気機関車D51
クジラは全長30m!だそうです。機関車は割と色んな公園に旧車両の展示がありますね。

入口の案内猫?
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朝の陽だまりが暖かかったのか猫ちゃんがチョコンと座って
来館者を迎えていました(笑)
入口はコロナ対策でアルコールの列

大きな荷物はコインロッカーが便利
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ホテル泊でスーツケースがあったので、ここで収納。
100円硬貨を使いますが後で戻ってくる方式(無料)で便利!

館内の案内パネル
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これを見て3階から見ていって下りてくる事にしました。
展示物を見る・・・その前に。

ネオルネサンス様式の館内
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2008年重要文化財に指定の建物ですが、竣工は1931年。
建設後90年を経ていますが、現行の耐震基準に照らしても
問題ないのだそうですよ。すごい!


中央ホールの天井ドーム部
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東京駅丸の内口の駅舎の内部にも似ているような。
う~ん重厚で歴史を感じますな~


(左)階段 (右)通路

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階段がありますがエレベータも1基あります。通路にはベンチがあるので
見学疲れしたら、ちょっと休憩できて助かりました。

では展示をみて行きます。

テーマ別の展示室入口です。

3階北翼 日本列島の生い立ち
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日本館は3階から地下1階までで1つのフロアは南翼と北翼と中央ホール吹き抜けを
はさんで主に2つに分かれてます。まずは北翼からです。


フタバスズキリュウの実物大復元骨格
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日本国内で初めて発見された首長竜の化石を元に再現されてます。
1963年に当時高校生だった鈴木さんと言う方が福島県いわき市で発見。
その為にスズキリュウと言うネーミングなのですね。

日本国内の古代生物の骨格標本
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左はナウマンゾウの骨です。
マンモスよりも歴史的には若くてアジアゾウの仲間なのだそうです。


(左)様々なアンモナイト(右)フタバスズキリュウの図解
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興味深いけれど時間の都合で、さぁ~と上のほうだけ読んで次に進みます。
なので次の部屋へ


3階南翼 日本列島の素顔
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日本列島の地質と複雑な自然環境の日本列島に生きる生物について気候別、
地形別に展示している。※ウィキペディアより


(左)暖温帯の生き物 (右)亜寒帯の生き物
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暖温帯はイノシシやシカ、亜寒帯はヒグマや丹頂鶴

(左)日本の淡水魚 (右)屋久杉の年輪
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この屋久杉は樹齢1300年程と説明にありました。

3階小間展示 日本の鉱物と落下した隕石
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(右)日本では50件の隕石が確認されてるそうで、一部が展示されてます。
大気圏突入時に熱で黒焦げになったのでしょうか?黒っぽい石が多いです。


日本の鉱物
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ズラァ~と綺麗に並べて展示してあります。
日本は資源が少ない国ですが、地殻が複雑で火山も多いので、
岩石は沢山の種類があるようですね。


(左)水晶 (右)多摩石
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結晶になった塊りの水晶は綺麗でした。
私の住んでいる東京多摩地区の石なのでしょうか?赤っぽい石でしたね。


さてもう一階下ります。
 2階南翼 生き物たちの日本列島
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複雑な環境に適応し日本列島にて独自の進化を遂げた生物を
解説している。
※ウィキペディアより


(左)ヒラタクワガタ(右)石灰岩の植物
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日本で独特に進化したクワガタや植物

住む地域によって同じ種でも大きさなど違う
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鹿や野鳥など地域によってサイズが違ってくることを展示してます。

2階北翼 日本人と自然
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日本列島の自然の中で現在の日本人が形作られた過程、
および自然との関係の歴史を解説している。
※ウィキペディアより

日本の総人口は累積約5億人
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弥生時代から現代までの日本人を全て累積すると5億人だそうで。
意外に少ないようにも思えますが・・・


時代別に階層にした模型でみるとわかりやすいです
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日本列島のどのあたりに人が居たのか。透明の日本地図に人型を置いてます。
それが時代ごとに階層になっていて上に行くにつれて現代に近づきます。
下の弥生時代の人口は2380万人、奈良時代と平安時代で1億540万人と多め、
そして近代の明治と大正時代は合わせても4490万人しかいません。
その時代時代の人口ですが面白いです。それらを累積したら5億人なのですね。

こういう説明模型は判りやすく面白いです

(左)弥生時代の竪穴式住居(右)日本人はどこから来たか
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以前にNHKスペシャルで見た事ありますが、日本人は
朝鮮半島から対馬経由で九州・中国地方へ入ったルートと
サハリン(樺太)から北海道へ入ったルート、
それに台湾、琉球など南洋の海を渡ってきたルートがルーツみたいですね。


ー巧みに生きる縄文人ー
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縄文時代って、、、実に1万年の間の事を言うのですね。
各地から日本へやってきた人々が暮らし、
結び付いて日本人が形成された時期なのでしょうね。

(左)縄文人から現代人へ (右)世界最古の落とし穴
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長い歴史時代の中でそれぞれの家族が居たのでしょうね。
3万年前の旧石器時代の落とし穴、世界最古だそうです。


(左)菊の改良  (右)金魚の改良
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どちらも観賞用に。元々は野生種だったのを人が改良していったのですね。

(左)在来家畜  (右)ニワトリの改良
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家畜も元は野生種だったのを人が農業用や食用で飼育改良していき、
ニワトリもまた鑑賞用や食用に改良されていったのですね。


一階まで降りてきました
1階 企画展示室 
「発見!日本の生物多様性~標本から読み解く未来への光~」

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激変する日本の生物多様性 (右)ラッコ
地球の40億年の生命の歴史で多くの種が誕生し、そして絶滅してきた。
中生代白亜紀末には大絶滅も何度か経験している。現在、それに匹敵する
規模で絶滅が流行しており、人の活動が原因であるのは明らかである。
日本も例外ではなく最近100年で身近にみられる生物種は
劇的に変わってしまった(パンフレットより)


(左)日本カワウソ (右)日本オオカミ
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カワウソは1979年、オオカミは1905年頃、それぞれ絶滅したとされる。

(左)雷鳥   (右)チョウザメ
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雷鳥は30年間で生息数が半減、絶滅危惧種になってます。
チョウザメはかつては東北、北海道沿岸に生息していたが1960年代に絶滅したと考えられる。

(左)コウノトリ    (右)トキ

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コウノトリは1971年、トキは1981年に野生絶滅。
原因は稲作に関して害鳥だった為、農薬や狩りで駆除された為。
しかしコウノトリはロシアから、トキは中国から贈られた数羽から
現在は各200羽と600羽まで増えて野生復帰しているそうです。

(左)小笠原大コウモリとイリオモテヤマネコ(右)クマタカ

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どれも絶滅寸前の種ですが小笠原コウモリとイリオモテヤマネコは
私が子供の頃(1970年代)に「自然保護シリーズ」と言う切手になってました。


環境省レッドリスト掲載 絶滅危惧種 シダ植物
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これは意外でした。シダと言えば燐家との境の通路脇の暗がりに生えているイメージありますが、
日本では700種のうち35%程度がリストアップされている。
最大の脅威は・・・日本鹿・・・だそうです。

1階南翼 自然をみる技 

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ここは自然を見る技術の展示です。
右は天体望遠鏡(1880英国製)国指定重要文化財です


(左)日本の暦   (右)地球儀の歴史
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自然(年月の経過)を見ると言う意味で「暦」で
自然(世界)を見ると言う意味で「地球儀」ですね。


(左)黒漆塗天球儀(18世紀末) (右)木製天球儀(1786頃)

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昔は「天球儀」と呼ばれていたんですね。

ー遠眼鏡(とおめがね)ー
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1608年発明、日本では1973年頃に製造販売されるようになったそうです。

~地を見る~ ー地震計ー
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(左)ミルンの簡単地震計(18804英国)(右)水平動換振器(現代)

~時を知る~ ー時計ー 
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右は常香盤(じょうこうばん)、香時計とも言うそうです。
寺院で香を焚いて使うもので「お香」の燃焼時間が一定なので、
時を知る時計として用いられたそうです。
江戸時代に「時の鐘」はこれで時間を読み取ってたから
お寺の鐘を使ったのかもしれませんね。


(左)太鼓時計   (右)和時計
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左は「ドラ」のように見えますが時計であり時報が太鼓になってるようです。

時計はなにしろ沢山ありました。

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左は江戸末期の掛け時計、右は明治、大正期の掛け時計と懐中時計
とにかく時計は外国、国産、沢山ありました。

時計・とけい・トケイ・TOKEI・CLOCK
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左はやぐら時計・右は置時計(江戸~明治期)

~微小を知る~ ー顕微鏡ー
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顕微鏡も歴史あって色々あります。
すいません、年代順バラバラです。


(左)昭和初期(国産) (右)18世紀(独製)

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(左)18世紀末~19世紀(国産) (右)1948(米国)

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現代になると顕微鏡も接眼レンズが2本になってますね。
ここで展示室の見学は終わりです。

地下1階 フーコーの振り子
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なんだろうなぁ~?って思います。
地球の自転現象を示す演示実験器です。って説明みても??ですね(笑)
長いワイヤーの先端に重たい金属球がついていて、これを振ってみると
金属球の軌跡は線状になりますね。
それをず~っと長時間振っていると軌跡は細長い楕円形になって、
しかもそれは時計回りに動いていくと言う・・・
こう説明されても、まだピンとこない(苦)
ですがそのように動くって事が地球が自転してる証拠の実験なのですね。


さて、ここで日本館の見学を終えました。
うはぁ~疲れました。
ここで紹介した写真は一応は撮影OKのものです。
奥さんと息子と見て歩きなので、そんなに説明文も読めないし、
読んでいたら日が暮れます(汗)
なので撮ったのはこれでもごく一部ですね。
また私の興味、趣味でではなく、本当に撮れたのだけ載せてます。

地下1階(左)ラウンジ(右)ショップ
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ラウンジ内には軽食販売していてテーブルで食べれます。
こちらの食事の方が地球館レストランよりやや価格低めです。
ショップでは息子がお土産買いました。


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さて日本館を全て見終えてから昼食は
地球館のレストランへ行きました。

ツアー詳細・Vol.7 国立科学博物館・地球館へ←続きをどうぞ♪
(※本記事は下書き投稿し後日編集後の公開です)

★by HITORI